研究を始めようとしている人に多いお悩みが、
テーマ選びに悩んでいて、いつまでたっても決まらない
自分の疑問をリサーチ・クエスチョンにするには
どうすればいいのかわからない
研究目的が決まらず研究を始められない
具体的な研究方法やアプローチが見つからない
研究を始めてみたけども、思ったように進まない
研究が上手く進められない原因がわからない
です。
これらは、
適切なリサーチクエスチョンが
設定できれば解決できます。
リサーチクエスチョンというのは、
研究のための「問い」、
あるいは研究目的のことです。
■適切なリサーチクエスチョンで解決できる理由
研究の「リサーチクエスチョン」
=旅行の「目的地」
だからです。
例えば、
東京からUSJに遊びに行くのを
想像してみてください。
(※USJ:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)
どのような経路で行けばいいかは
すぐにわかりますよね?
それらの経路の中から
あとは日程や予算も考慮して
どれか1つに決めればよいだけ。
研究も同じです。
研究目的が決まれば
その目的地に行くための方法は
自ずと絞られるのです。
そして、
最短距離で行くことができるのです。
一方で、
「とりあえず東京から西の方角に行こう」
歩き出しても、
何日かかっても着きそうにないから
不安になりますよね?
そもそも距離を知っていれば
歩いて行く人はいないでしょう。
研究が進まないのも
この例と同じくらい
研究目的が大雑把なことが原因です。
- - -
研究を始めたばかりの学生さんによくあるのが
「研究テーマ」と「研究目的」の違いを
知らないがゆえに、研究が進まないこと。
前述の例で言うと、
研究テーマ:西の方角
研究目的:USJ
です。
USJで楽しむのが想像できれば
移動も苦ではないでしょう。
でも、
ただ西の方に進むのが目的だと
すぐに飽きてしまい、
「自分は何をやってるんだ?」
「ゴールに近づいているのか?」
と不安になり、かなりの確率で挫折するでしょう。
だから、
あなたの興味関心や得意分野に合った
研究目的(リサーチクエスチョン)を設定すること
が重要なのです。
- - -
また、良い論文には
必ずと言っていいほど
良いリサーチクエスチョンがあります。
ですから、この講座では
【5つのステップ】を踏んで
初心者でも良い研究目的を設定できるようにしています。
あなたが研究目的を決めるイメージを持てるように、
いくつかの具体例やその過程を紹介しながら
目的設定ができるようにしています。
- - -
リサーチクエスチョンは
「研究の種(たね)」と
言い換えてもいいかもしれません。
腐った種を蒔(ま)いても
良い作物は収穫できません。
そして、
研究の種はあなたの中にあります。
でも、研究の種を見つけるのは、
最初はすごく難しいです。
だから
研究の種を探すコツもお伝えします。
このコツは、
8つの視点からものごとを見ること。
これをオリジナルシートにして
差し上げますので、
シートに書き込んだりチェックしていけば
あなただけの研究の種が見つかるでしょう。