アートと環境

LIBERAL ARTS A

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アートと環境

What You Will Learn!

  • 日本という場所の特殊性を理解する
  • 日本列島からの恩恵について思いを巡らす
  • 現代アートとエコロジーについて考えを深める
  • 自然というタイムスケールのなかで芸術を考える

Description

Overview

日本固有の変動帯がもたらす地震と火山活動は、和食を始めとする豊かな日本文化を育む一方で、無常観や諦念といった日本人独自の自然観を生んだと説くマグマ学者・巽好幸さんをゲストに迎えます。その思想は、日本の現代美術に反映された自然観にも通じるところがあるでしょう。環境や自然災害からの復興に着目するアーティストを取り上げながら、脱・人間中心の芸術は成り立つのかと問います。もしかしたら明日、南海トラフ大地震が起きるかもしれない日本列島に暮らす私たちは今、自然とどう向き合うべきなのか? アートとかけ合わせながら地球学的な視点で考えます。


Guest & Moderator

巽好幸(たつみ・よしゆき)

マグマ学者

1954年大阪府生まれ。ジオリブ研究所所長、神戸大学客員教授。専門はマグマ学。東京大学海洋研究所教授、海洋研究開発機構プログラムディレクター、神戸大学海洋底探査センター教授などを歴任。2012年米国地球物理学連合ボーエン賞ほか受賞多数。著書に『なぜ地球だけに陸と海があるのか』、『和食はなぜ美味しい』(共に岩波書店)、『地震と噴火は必ず起こる』(新潮選書)など。


山本浩貴(やまもと・ひろき)

アーティスト、文化研究者

1986年千葉県生まれ。金沢美術工芸大学講師。一橋大学社会学部卒業。ロンドン芸術大学博士課程修了。ロンドン芸術大学TrAIN研究センター博士研究員、韓国・光州の国立アジア文化殿堂(ACC)の特別研究員、香港理工大学博士研究員、東京芸術大学大学院助教を経て、2021年4月から現職。著書に『現代美術史』(中公新書)、共著に『レイシズムを考える』(共和国)など。

Who Should Attend!

  • 日本の地層的条件と関連するアートの潮流を知りたい方

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Tags

  • Environmental Science

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