ピアノやハープなどでも演奏されるF.タルレガの「アラビア風奇想曲」は、
ギターを演奏する人は一度は演奏してみたい曲の一つですね。
しかし・・・ハイポジションやスラーがたくさん出てきて、
なかなか難しく、途中で挫折した方も多いのではないでしょうか?
【このコースの特徴】
このレッスンコースはクラシックギターの楽譜としては珍しいTAB譜も採用し
「楽譜と連動するビデオ」で全ての押さえが確認できるように作成した、
従来に無いビデオ講座です。
さらに、演奏しにくい箇所を演奏する際のコツや音楽表現も解説しましたので、
この作品を完璧にマスターし、人前で演奏できるレベルまでのテクニックと音楽性を高めることが出来ます。
【F.タルレガの紹介】
カステリョン県ヴィラ=レアル出身。
彼は幼い頃に用水路に落ちて危うく失明しかけました。
このため、目が不自由でも音楽で生計が立つだろうという父親の考えもあり、
家族に連れられカステリョーン・デ・ラ・プラーナに移り、音楽学校に進みました。
最初の音楽教師エウゲニ・ルイスとマヌエル・ゴンサレスはいずれも盲人であったといいます。
1862年にギター奏者のフリアン・アルカスに神童と認められ、
その奨めによりスペイン楽壇の中心地バルセロナを訪れます。
父親は伴奏楽器の色合いが強かったギターだけでなく、ピアノの勉強もすることを望みました。
1874年にマドリッド音楽院に進学。
豪商アントニオ・カネサの援助のもとに、作曲をエミリオ・アリエータに師事。
1870年代末までにギター教師として立ち(門人にミゲル・リョベートとエミリオ・プジョルがいる)、
定期的な演奏会も行ないました。
ギターのヴィルトゥオーソとして鳴らし、「ギターのサラサーテ」の異名をとりました。
バルセロナに定住して1909年に逝去。(ウィキペディより)
【アラビア風奇想曲の紹介】
タルレガの傑作といわれる「アラビア風奇想曲」はスペイン国民楽派の巨匠、
トーマス・プレトンに贈られたもので、
ムーア風(北西アフリカのイスラム教徒の文化)の甘美なメロディと
アンダルシアのリズムの調和は,タルレガの優れた作曲手腕を示すのにあまりあるもので、
のちに管弦楽や吹奏楽、バンドゥリア(スペインの撥弦楽器の一種)合奏曲に
編曲・演奏されたり、ピアノやハープなどでも演奏されています。
また、当初バルセロナに埋葬されていたタルレガの遺体をバレンシア市会の決議により
ヴィラ=レアルに移される際、現地において「アラビア風奇想曲」が合奏されたといいます。