この講座では,C#でチーム全員が統一したコードを書くためのコーディングルールを解説しています。
マイクロソフトには昔からコーディングルールのガイドラインが公開されており,
C#で提供されているライブラリー等はすべてそのガイドラインに沿ったコーディングがされています。
我々も,マイクロソフトのコーディングルールを習得することで
チーム全員が統一したコードが書けるようになり,
名前の付け方や,「コンストラクタ」や「プロパティ」を書く順番が統一されます。
さらにスタイルコップアナライザーという無料のツールを使うことで
それらのルールに従っていない場合に警告を出すことができ,
チームのメンバーが,自然とルール通りにコーディングできるようになる
ツールの使い方を詳細に解説しています。
これにより,「コンストラクタ」と「プロパティ」はどちらを先に書くか?などのレベルは
スタイルコップアナライザーに任せて,我々はもっと重要なコードにコードレビューの時間を充てることができます。
目次
#01_はじめに
#02_名前の付け方
#03_名前付けのガイドライン
#04_パスカルケースとキャメルケース
#05_パスカルとキャメルの内訳
#06_パスカルとキャメルの実演
#07_2文字の略語は大文字にする
#08_名前空間のガイドライン
#09_ローカルルールについて
#10_private変数にアンダーバーを付ける
#11_コントロールの名付け
#12_クラス名とファイル名の名づけ
#13_StyleCopAnalyzersについて
#14_StyleCopAnalyzersのインストール
#15_ネームスペースの調整
#16_SA0001_プロパティのビルドのXMLでファイルを指定しておくと消える
#17_CS1591_XMLコメントなし
#18_SA1101_thisが付いていない
#19_不要なルールを非表示にする方法
#20_SA1200_usingの場所
#21_SA1400_アクセス修飾子が明示的に定義されていない
#22_その他不要なルールを非表示
#23_コンストラクタとデストラクタを作成
#24_Private変数とパラメータ変数の命名
#25_中括弧の省略禁止と改行
#26_コメントはスラッシュ4つ
#27_プロパティのXMLコメント
#28_コンストラクタやプロパティの書く順番
#29_アクセスレベルを加味した書く順番
#30_インタフェースのIとファイル名の不一致
#31_最後に