このコースでは、2013年に開催されたデベロッパーサミット関西で発表した「塹壕より、かんばんとリーン」を再演します。この発表では、アジャイル開発導入事例をふまえて、
「かんばん」を使ったプロジェクト運営のリアルな事例
「かんばん」を通して学べる「リーン」の考え方
「かんばん」を中心としたチームビルディング
を解説します。
アジャイル開発といえば「スクラム」という時代になってきましたが、スクラムと同じく、世界的に活用されているのが「かんばん」です。2022年のレポートでは一番人気のスクラムが87%、次点となる「かんばん」は56%もの利用率でした(参考:16th State of Agile Report)。
日本国内ではあまり知られていない「かんばん」ですが、「かんばん」は、ツールとしての「かんばん」と方法論としての「かんばん」を現場チームに適用していく手法です。
変化の激しい現場においては、スクラムより「かんばん」のほうが適応しやすいケースも多いです。
発表は10年以上前のものですが、まだまだ役に立つ情報はあるので、今回再演することにしました。
少しでも、皆様の現場のお役に立てれば幸いです。
以下は当時の発表概要です。
現場は現場にあります。そこは開発の最前線であり、日々銃弾が飛び交う「塹壕」のような場所です。このセッションでは、アジャイルコーチとして現場支援した2年半の現場経験を経てたどりついた「かんばんとリーン」を活用した現場改善の事例を紹介させて頂きます。XP、スクラムではなく、なぜ今「かんばんとリーン」なのか?アジャイルでリーンな開発へと変化していくには何をどう始めればいいのか?皆さんと一緒に考えていきたいと思います。