私は、人事パーソンとして経験を重ねる過程で、あることに気づきました。「人事の仕事の価値は、データの扱い次第で劇的に向上できる」ということです。
実際、人事の仕事では、財務の仕事と比肩するほど、豊富なデータが生まれ蓄積されます。しかし、そのデータをどう加工して利用するのか見当がついていませんでした。
その後、情報システム部門に配属される好機を得て、人事系システムの内製プロジェクトに参加し、人事業務のディジタル化に貢献しました。この経験により、人事データの構造や活用方法について理解を深めました。
さらに、社会人大学院で、人的資源管理論を学び修士の学位を取得するのに並行し、定量的な研究手法として「統計学」を学びました。このとき、回帰分析などの統計手法が、人事データ分析にも活用できることを知りました。
これらの経験と知識を総合して生まれたのが、本講座です。本講座の内容を実践すれば、誰でも人事統計分析の基本を身に付け、経営の安定化などに寄与することができます。
「手元にある豊富な人事情報を活用して、もっと効果的な人事を行いたい」
「Excelを使った分析手法を身に付けて、人事パーソンとしてもっとスキルアップをしたい」
そんな方が、本講座の対象者です。
本講座は
社員基礎データや基本給表を「見える化」するテクニック
Excelの集計テクニック(単純集計、クロス集計、ピボットテーブル、ピボットグラフなど)
統計学を利用した少し高度な分析テクニック(レンジ、四分位範囲、散布図、回帰直線、決定係数など)
など、一度身に付ければビジネスパーソンとして、ずっと役立つスキルが満載です。人事業務経験が無い方でも十分理解でき仕事に活用できるノウハウがここにあります。
また、本講座は、2022年12月に経済産業省より発表された「デジタルスキル標準(DSS)」に記載されている「 データを読む・説明する」の学習項目例のいくつかをカバーしています。ぜひリスキリングにもぜひ役立ててください!
【資料ダウンロードについて】
本講座で使用するデータは、ダウンロード可能です。架空の会社のデータですので、集計分析の練習にご自由にお使いください。ただし、資料は個人のみでお使いください。無断転載は禁止です。