ラズベリーパイ(Raspberry Pi)と3Dプリンターで作って学ぶIoT~DIY型IoTキット作成講座~

画像、CO2、温湿度、照度、水深の取得とサマリー、アラートメールの送付を行うIoTキットの作成を通じ、Raspberry Pi(ラズパイ、ラズベリーパイ)、センサー、Google Cloud、Python、3Dプリンターについて学ぶ講座です

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ラズベリーパイ(Raspberry Pi)と3Dプリンターで作って学ぶIoT~DIY型IoTキット作成講座~

What You Will Learn!

  • Raspberry Piの基本的な操作方法(OSの準備、初期設定、Wi-Fiへの接続方法など)
  • Raspberry Piをパソコンやスマートフォンから遠隔操作する方法(VNC Connect、VNC Viewer、VNC Serverを活用)
  • Raspberry Piでのプログラムの実行方法(ターミナルの操作、プログラムのダウンロード、パッケージのインストール、プログラムの実行/停止方法など)
  • I2Cセンサーの仕組みと使い方(温湿度、照度、距離センサーを活用。通信方式は広く用いられるI2C。プログラムはPython)
  • CO2センサー(CO2-mini)の特徴と使い方(プログラムはPython)
  • Webカメラ(例:C270n)の特徴とプログラムによる撮影方法(プログラムはPython)
  • Google Cloudの基本的な使い方(概要、プロジェクトの作成とGoogle Cloud Consoleの操作方法、DIY型IoTキットを例にしたGoogle Cloudの活用方法)
  • Google Cloudにより、Google Sheetsにデータを蓄積する方法(Service Account、Google Sheets APIの使い方)
  • Google Cloudにより、Google Photosに画像を蓄積する方法(OAuth 2.0 Client ID、Photos Library APIの使い方)
  • Google Cloudにより、Gmailからサマリーメール、アラートメールを送付する方法(OAuth 2.0 Client ID、Gmail APIの使い方)
  • Raspberry Piを用いたプロトタイピング作成例(工夫点:デバッグのため機能を1つずつ実装、configファイルを用いた各種設定、GPIO拡張ボードを用いた配線のシンプル化、3Dプリンターを用いた専用パーツによる機能向上など)
  • Raspberry Piを用いたプロトタイピングの活用例(室内のCO2濃度のモニタリング、植物の生育環境モニタリングとその成果例など)
  • Google Photosに蓄積した画像をワンタッチでタイムラプス動画にする方法
  • 3Dプリンターの使い方(初めての方に向け、ゼロから印刷までを解説。Thingiverseからのファイルダウンロード、Curaを用いた印刷ファイルの作成、ブリム・ラフト・サポートの設定、Zオフセット、レベリング、フィラメントのロード、印刷と後処理など)

Description

コースの紹介
Raspberry Pi(ラズパイ、ラズベリーパイ)をベースに、画像、CO2、温湿度、照度、水深データを取得し、クラウド(Google Cloud)に貯め、アラートメールやサマリーメールを送付する「DIY型IoTキット」の構築を通じ、簡易なIoTの構築方法、IoTの仕組みを学習します。また、構築したIoTキットは植物、工場、職場、住環境のモニタリング・改善等に役立てて頂くことができます

「IoTの構築」を通じて学習すること

  • Raspberry Piの使い方(基本的な使い方、スマホやPCからの遠隔操作の方法など)

  • ターミナルやPythonの使い方

  • センサー類(I2Cセンサー、CO2-mini、一般的なWebカメラ)、ハンダの使い方

  • Google Cloudの使い方(具体的には、基本操作、Service Account、OAuth 2.0 Client ID、API)

  • 3Dプリンターの使い方(初めての方がゼロから印刷までできるよう解説)
    など

「IoTの仕組み」として深掘り学習すること

  • センサーの仕組み:電子機器に広く使われるI2CセンサーとRaspberry Piの通信の仕組み

  • クラウドの仕組み:Google Cloud活用の仕組み(API、OAuth 2.0 Client ID、Service account)

学習事項に関する補足

  • Raspberry Pi、3Dプリンター、プログラミングなどが初めての方を対象に、全てゼロから解説を行っています

  • プログラムに関する理解を深めて頂けるよう、コード全てにDocstringsを付けています

DIY型IoTキットの用途例

  • 動植物をモニタリング:生育環境の改善に活用することができます

  • CO2など居住空間をモニタリング:CO2濃度の低減などに活用できます

  • IoT、モノ作りの研修や授業に活用:全てゼロから解説しているので、Raspberry Pi、プログラミング、Google Cloud、3Dプリンターなどが初めての方でも、躓かず学んで頂けます

DIY型IoTキットの特徴

  • 材料費2-3万円(運用コスト無し):Google Cloudは無料枠内で活用します

  • 3Dプリンターで更に機能的に:3Dプリンター無しでも、IoTキットは構築できますが、3Dプリンターで印刷できるパーツを用いると、よりコンパクトに、センサーの測定精度高く、より安全に使うことができます

  • 市販品を組み合わせて作れる(工作はほとんど不要。3つのセンサーへのハンダ付けのみ必要)

本講座をおすすめしたい方

  • IoTの構築方法や仕組みについて学びたい方(事業担当者やエンジニアの方など)

  • 以下の使い方を学びたい方

    • Raspberry Piとセンサー類(温湿度、照度、距離、CO2-mini、Webカメラ)

    • Google Cloud(Service account、OAuth 2.0 Client ID、Google Cloud APIs)

    • 3Dプリンター(Ender-3 S1、Thingiverse、Cura)

  • IoTキットを活用したい方(生産者や経営者、もの作りが好きな方など)

注意点

  • IoTキットの作成・使用時、安全には十分注意して下さい(ハンダ付けの際の火傷、回路構築時のショート、起動時に基盤を長時間触れることによる火傷など)

  • 3Dプリンターの使用時、火傷、火事、怪我には十分注意して下さい(家族、お子様、ペット等が触れない場所、周りに可燃性の高いものが無い場所で使用する)

  • 講座は、安価で入手しやすいRaspberry Pi 4Bを前提に進めていますが、Raspberry Pi 3B+、3Bなどを使って頂いても問題ありません。Raspberry Pi 3B+、3Bを用いる場合、「3B+、3B向けの電源」が必要で、一方で、ディスプレイと接続する際の「HDMI-マイクロHDMIケーブル」は不要となります。Raspberry Pi Zeroでもプログラムは動きますが、USB端子数が少なく、Webブラウジング程度の操作でフリーズするため、慣れていない方にはオススメしておりません。Raspberry Pi Picoに関しては、根本的に設計が異なり、本講座で使うことはできません

更新履歴

  • 2023/12 3Dプリンター向けスライサーソフトであるCuraの仕様変更に対応

  • 2023/11  Raspberry Piの新しいOSであるBookwormに対応

Who Should Attend!

  • IoTの構築方法や仕組みについて学びたい方(事業担当者・エンジニアの方など)
  • Raspberry Piとセンサー類の使い方を学びたい方(具体的には、I2Cセンサー、CO2-mini、C270n、VNC Connectなど)
  • Google Cloudの使い方を学びたい方(具体的には、基本操作、Service Account、OAuth 2.0 Client ID、Google Cloud APIs)
  • 3Dプリンターの使い方をゼロから学びたい方(具体的には、Ender-3 S1、Thingiverse、Cura)
  • 安価で実用的なIoT装置(IoTキット)を作成・活用したい方(機能としては、画像と各種環境データをクラウドに保存し、サマリー/アラートメールを送付)

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