私は研修の講師の他に、組織運営の個別指導をしています。職場の目標達成や課題解決をテーマに、毎月1回マンツーマンの面談で指導し、成果を上げてきました。この講座でも、理論理屈だけでなく、現場で成果をあげてきた実践的な方法をお伝えします。
【組織運営を担うリーダーの課題】
研修や個別指導をしていますと、多くの方が、目の前に降ってくる問題に振回されるだけでなく、自分で能動的に目標や課題に取組む全行程を描き、部下を導きたいと思っておられます。しかし、いざ描こうとしたら、行程の一部しか知らないことに気づきます。
それもしかたがないことで、リーダーになる前は、自分の担当の仕事を一人でがんばって成果をあげ、それを認められてリーダーになりました。そして、いきなり組織と部下を動かす役割を与えられます。しかし、組織運営の経験も十分ではないし、教わったこともないのです。
たまに野生の勘でうまく運営しておられる方もおられますが、勘に任せていては、勘がはたらかない不安もあるし、本当にやるべきことを全部できたいるのか分からないので、全行程を網羅して学びたいと思っておられます。
でも「組織運営とか、マネジメントとか、むつかしそう」。
大丈夫です。現場でむずかしいことはできません。組織を運営する方法であるマネジメントは、簡単な行動、意図的に順番に積みあげて行います。一つ一つの行動は簡単なので、やり方が分かれば取組めます。
ただ、マネジメントは実技ですから、知るだけではできるようになりません。実際にやってみて練習する必要があります。やってみたら、慣れないことですから失敗します。失敗することも、マネジメントを学ぶストーリーに折込んで、あきらめずに継続して練習を続けることで身につけることができます。マネジメントができないのは、能力や素質の問題ではなく、多くの場合、練習不足です。
本講座では、まず、やり方を知ってもらうとともに、どのように身につけるか・継続して取組むかを、個別指導の経験から、具体的にお伝えしていきます。
【講座の目的】
目標や課題に取組む全行程を意図的にマネジメントできる能力を身につけます。
つまり、何にから始めて、どのように継続して、管理するか、その全行程を、自分から意図して計画を描き、運営できる能力を身につけます。