会社とは、組織全体が一体となってビジネスに取り組む集団であり、個人の成長を主眼に置いた学校とは物事の判断基準、求められる行動が大きく異なります。
そこに働く人たちの考えや行動が相互に関連し、その結果が会社の評価や存続に大きく影響します。
このようなチーム力が強く求められる会社で働くためには、同じ目的に向かって相互に連携し、仕事をする上での姿勢と守るべき約束があります。
このコースでは、会社で働く社会人として、理解し、身につけるべき姿勢、価値判断基準、組織コミュニケーション、指示の受け方と行動、ビジネスマナー、安全など仕事の基本を習得します。
【この講座で学ぶこと(セクション構成)】
■Section1 社会人としての意識と姿勢
社会人には、生活者と職業人の側面があります。生活者は、社会の一員として、自立した生活を営んでいる人であり、職業人は、社会的生産活動を行っている人、仕事を通じて社会に参加している人です。
生活者には、「経済的自立」、「自己管理」、「自己責任」が必要です。
職業人としては、「アウトプットに責任を持つこと」、「つながりで相乗効果を生むこと」が必要です。
ここでは、生活者であり、職業人である社会人としての姿勢と意識すべき責任、行動について理解し、チームの一員として仕事をすることの意義と成長について学ぶことができます。
■Section2 ビジネスマナー
組織の中で、他の人ともに働くときは、周囲に対する配慮や協調すべきことがあります。一緒に仕事をする上司や同僚に不快感を与えたり、迷惑や誤解を与えたりする言動は控えるようにしなければなりません。
ここでは、身だしなみ、挨拶、言葉づかい、勤怠の自己管理、勤務や休暇の管理、名刺交換や電話応対など社会人としてのマナーについて学ぶことができます。
※Section2 ビジネスマナーのみ、ケーススタディ型ドリルが付帯します。
■Section3 仕事のQCDS
QCDSとは、品質・コスト・納期・安全のことを指し、仕事において達成しなければならない評価指標です。品質・コスト・納期・安全は、職種による解釈や評価が異なり、担当する仕事におけるQCDSを正しく理解しなければ、仕事を正しく遂行することができません。
ここでは、営業、開発、製造、物流など職種ごとの品質・コスト・納期・安全の定義や評価ポイントについて学ぶことができます。
■Section4 仕事の指示の受け方
仕事は、指示を受けることから始まります。指示した人の意図や指示された内容を正しく理解し、自分が行う上での問題を認識し、その解決を図ったうえで、仕事を開始しなければ、求められている結果を出すことはできません。
ここでは、仕事に取り組む姿勢から始まり、メモ・聞き方・疑問の解決・内容確認・優先順位・負荷調整など受け方の7つのポイントを学ぶことができます。
■Section5 仕事の報・連・相
仕事の指示を受けたら、その進捗や結果、問題などについて、報告、連絡、相談を行い、円滑に仕事を進められるようにしなければなりません。上司や同僚からの信頼を得るためにコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。
ここでは、報告、連絡、相談の違いと使い分け方、信頼が得られ、トラブルを未然防ぐための報告、連絡、相談の仕方を学ぶことができます。
■Section6 ビジネス文書とeメール
仕事では、顧客や業者との取引のために情報のやり取りを日常的に行います。情報伝達のためのビジネス文書やeメールは、ビジネスを円滑に行うために、正確性であること、行動を起こさせること、つなぐこと、記録することが求められます。
ここでは、円滑な情報伝達のためのビジネス文書の目的、作成の5つのポイント、eメールの正しい使い方と作成のポイントについて学ぶことができます。
【講師について】
200以上のコンサルティングプロジェクトと3万人以上の人材育成実績のあるコンサルソーシングの代表取締役・経営コンサルタントの松井順一が様々な業種・職種における改善実績から培ったノウハウを紹介します。
なお本シリーズは、講座を企画開発したコンサルタントの講師に代わり、講座の進行・解説はレクチャロイド『YUI』がナビゲートします。
【本シリーズ・コースの特徴】
『ものづくり革新・改善シリーズ』とは、「目的の見える化」「課題設定力」「実行力」を高め、業務遂行力の向上に役立つカリキュラムです。製造業・メーカーで用いられるトヨタ生産方式、5S・見える化などの実績ある管理・改善手法を組み込み、製造現場はもちろん、営業・開発・管理間接・サービスなどオフィス業務にも役立つ内容です。
知識を得るための『基本編』、定着度を測る『理解度テスト』、演習で学ぶ『実践編』が基本構成です。(『実践編』のないコースもあります)
コースを最後まで受講した際は、全体の理解度をチェックする『確認テスト』もご活用ください。
ダウンロードできる実践帳票などのツールも用意していますので、職場での実践・改善にお役立てください。
複数の領域に関わるテーマの場合、同じセクションが掲載されているコースもあります。予めご了承ください。