会社は、組織の各部門や工程が連結し、相互に連動して製品やサービスを顧客に提供します。
営業から開発、製造、販売、サービスの各部門は、人と情報とモノを動かし、顧客に製品やサービスを提供します。品質、総務人事、経理、情報管理などの各管理機能を担う部門がビジネスや業務を適切に管理します。
このようなチーム力が強く求められる会社で働くためには、相互に連携して仕事をする上で共有された基準や約束があります。
このコースでは、会社で働く企業人として、理解し、身につけるべき、価値判断基準、組織コミュニケーション、指示の受け方と行動、情報伝達と応対など仕事の基本を習得します。
【この講座で学ぶこと(セクション構成)】
■Section1 仕事のQCDS
QCDSとは、品質・コスト・納期・安全のことを指し、仕事において達成しなければならない評価指標です。品質・コスト・納期・安全は、職種による解釈や評価が異なり、担当する仕事におけるQCDSを正しく理解しなければ、仕事を正しく遂行することができません。
ここでは、営業、開発、製造、物流など職種ごとの品質・コスト・納期・安全の定義や評価ポイントについて学ぶことができます。
■Section2 仕事の指示の受け方
仕事は、指示を受けることから始まります。指示した人の意図や指示された内容を正しく理解し、自分が行う上での問題を認識し、その解決を図ったうえで、仕事を開始しなければ、求められている結果を出すことはできません。ここでは、仕事に取り組む姿勢から始まり、メモ・聞き方・疑問の解決・内容確認・優先順位・負荷調整など受け方の7つのポイントについて学ぶことができます。
■Section3 仕事の報・連・相
仕事の指示を受けたら、その進捗や結果、問題などについて、報告、連絡、相談を行い、円滑に仕事を進められるようにしなければなりません。上司や同僚からの信頼を得るためにコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。
ここでは、報告、連絡、相談の違いと使い分け方、信頼が得られ、トラブルを未然防ぐための報告、連絡、相談の仕方を学ぶことができます。
■Section4 ビジネス文書とeメール
仕事では、顧客や業者との取引のために情報のやり取りを日常的に行います。情報伝達のためのビジネス文書やeメールは、ビジネスを円滑に行うために、正確性であること、行動を起こさせること、つなぐこと、記録することが求められます。
ここでは、円滑な情報伝達のためのビジネス文書の目的、作成の5つのポイント、eメールの正しい使い方と作成のポイントについて学ぶことができます。
■Section5 オフィス仕事の習い方
仕事をするには、相応のスキルが必要となります。会社が必要なスキルのトレーニングをしてくれますが、トレーニングを受ける側の姿勢や準備、行動が整っていない状態で、教育を受けても身に付きません。
ここでは、効果的で効率的なスキルアップのために、トレーニングを受ける側の姿勢や準備、行動の4ステップとポイントを学ぶことができます。
■Section6 効率的に技能を高めるための仕事の仕方
スキル(技能)とは、教育を通じて得た知識や方法、判断を速く、正確かつ安定的に繰り返し駆使できる力のことを言います。やり方を知っていても、それを正確にいつでも実行できなければ、仕事ができるとは言えないのです。
スキルは仕事を通じて繰り返し、適切にトレーニングすることで、正確性、スピード、安定性を高めることができます。
ここでは、効率的にスキルを高めるために、人の五感や特性と合わせた仕事の仕方のポイントを学ぶことができます。
【講師について】
200以上のコンサルティングプロジェクトと3万人以上の人材育成実績のあるコンサルソーシングの代表取締役・経営コンサルタントの松井順一が様々な業種・職種における改善実績から培ったノウハウを紹介します。
なお本シリーズは、講座を企画開発したコンサルタントの講師に代わり、講座の進行・解説はレクチャロイド『YUI』がナビゲートします。
【本シリーズ・コースの特徴】
『ものづくり革新・改善シリーズ』とは、「目的の見える化」「課題設定力」「実行力」を高め、業務遂行力の向上に役立つカリキュラムです。製造業・メーカーで用いられるトヨタ生産方式、5S・見える化などの実績ある管理・改善手法を組み込み、製造現場はもちろん、営業・開発・管理間接・サービスなどオフィス業務にも役立つ内容です。
知識を得るための『基本編』、定着度を測る『理解度テスト』、演習で学ぶ『実践編』が基本構成です。(『実践編』のないコースもあります)
コースを最後まで受講した際は、全体の理解度をチェックする『確認テスト』もご活用ください。
ダウンロードできる実践帳票などのツールも用意していますので、職場での実践・改善にお役立てください。
複数の領域に関わるテーマの場合、同じセクションが掲載されているコースもあります。予めご了承ください。