インタラクティブ作品を作りながら、C++ベースのクリエイティブなツールキットであるopenFrameworksの使い方を基本から解説していきます。
openFrameworksは映像表現、ジェネラティブアート、音楽、音響合成、3DCG、モーショングラフィックスといったデジタルメディア表現から、MIDIやOSC、DMXを使ったデジタル楽器やライブ照明装置の制御。さらに、openCVを使った画像解析や音声認識といったセンシング技術との連携など、多様な領域の技術を統合することができる非常に強力でクリエイティブなツールキットです。最低限のプログラムの知識で様々な技術を組み合わせたアプリケーション開発が可能です。
Windos / Mac /Linux / iOS /Androidといった様々なプラットフォームの開発ができるのも特徴の一つです。また最大の特徴は、クリエイティブなコミュニティーとオープンソースであることです。コンピュータがあれば誰でも始めることができます。
このコースでは、インタラクティブ作品を作っていきながら、多様で創造的なopenFrameworksの基本的な使い方を解説していきます。今回はできるだけ幅広い使い方を紹介して、今後の作品作りやアプリケーション開発においてアイディを実現するためのスキルとなるようにカリキュラムをデザインしました。
そのため、openFrameworksをはじめてみたい方やインタラクティブ作品づくりに興味がある方が主な対象者となります。
前半のセクションでは、基本的な使い方から、図形の書き方、アニメーション、インタラクション、画像認識・ネットワーク通信・画像認識、サウンドなどの使い方を解説していきます。
後半のセクションでは、インタラクションデザイン手法に基づいて、作品を企画しながら、複数のセンシング技術を使ったインタラクティブ作品を作っていきます。