写真はシャッターボタンを押せば簡単に撮れます。
でも、上手に、思い通りに撮影するのは意外と難しかったりします。
この講座では、よりいい感じに撮影するために必要な、光についてお話ししています。
写真を撮るためには光がなければ撮れないわけですが、その光がどのような状態か、によって被写体の見え方は変わりますし、それを写真に撮ったときに写真から受ける印象も変わってきます。
ですから光について理解することでよりいい感じに、より思い通りの写真が撮れるようになります。
また、さらに思い通りの写真に仕上げるためには、RAW現像という処理が必要になります。
この講座ではこのRAW現像で写真を仕上げることでどのように写真が変わるのか、についても解説しています。
この光について、や写真の仕上げについては、感覚的な部分もありますし、こうだからこう、と一概に言えない部分もあるので、たくさんの写真をお見せしながら同じようなことをなんどもなんどもお話ししています。
その結果、講座の時間がかなり長くなってしまいました。
とくにセクション6に関しては、それまでのセクションのまとめのような話で基本的に同じようなことをお伝えしていますので、もう十分理解したよ、という方は飛ばしていただいてもいいのかな、と思います。
逆に、セクション2の光についての細かい話が難しい、とか面白くない、場合はセクション6を見ていただければ、実際の写真を見ながらの話ですので、光についてある程度理解できると思います。
いずれにしてもこの講座でお話ししている光については、写真を撮影するに当たって切っても切れないもの、というか、そもそも光を捉えるのが写真ですから、とっても重要な話になってきます。
ただ、話だけ聞いていてもなかなか理解できないかもしれません。
ですから、ご受講いただいた際には、ぜひ、ご自身でも色々な光で写真を撮ってみて、今まで気づかなかったことや新しい写真との出会いがあれば嬉しいなと思います。
ぜひ受講してみて、私といっしょに写真ライフを楽しんでいきましょう!
【レクチャー内容】
セクション1: 中級編の内容と目的
まずはこの講座の目的です。初級、中級、上級とステップバイステップで上達できるようにカリキュラムを組みましたので、中級編の目的を確認してください。
どんな人に受講してほしいか
中級編の内容と目的
セクション2: 光の種類と特性
撮影に必要な8つの要素のうち、光について解説します。どのような光の状態かによって撮れる写真が変わってきます。光の特性やそのことが写真にどのように影響するのかが分かります。
光の種類と写真にとって重要な光の特性
光の特性 -色とホワイトバランス-
光の特性 -明るさ-
光の特性 -大きさ(形)-
光の特性 -被写体との距離-
光の特性 -向き-
光の特性 -光の反射と吸収-
光の特性 -光の透過と拡散-
光の特性 -まとめ-
太陽光の特性
自然光でのものの見え方
セクション3: デジタル写真の保存形式
撮影した写真がどのようなデータなのかを理解できるようになります。また色空間についてもお話しします。データの構造と色について理解できるようになり、RAWで撮影、現像すると何がいいのかもわかります。
このセクションで学べること
写真データの構造
写真データのファイル形式
現像処理について
セクション4: カラーマネジメントとディスプレイ
カラーマネジメントの概念と簡単な解説をします。写真を撮るだけではなく、 現像したり、見て楽しむためにできるだけ知っておいて欲しい項目です。撮影した写真を正しい色で見るための知識が身に付きます。
このセクションで学べること
カラーマネジメントICCプロファイル
ディスプレイの選び方
セクション5: RAW現像についての概要
細かい操作方法は説明しませんが、現像の手順と流れを解説します。RAW現像をすることで写真の仕上がりがどのように変わるのか、表現の自由度がどの程度あるのかなどがわかります。
このセクションで学べること
現像の手順(Lightroom Classic)
写真管理の一例
ヒストグラムについて
現像による仕上がりの自由度
現像ソフトの紹介
おまけ -Capture Oneを使う理由-
セクション6: 光の感じ方
まとめとして、被写体を照らす光の状況によって写り方、感じ方がどう変わるのかを、実際のスナップとポートレートの写真を見ながら解説しています。
このセクションで学べること
スナップ写真における光の当たり方と感じ方 -その1-
スナップ写真における光の当たり方と感じ方 -その2-
ポートレート写真における光の当たり方と感じ方
ポートレート写真の現像
まとめ