プロジェクトデザイナー:成功へ導く新たな役割:
プロジェクトを成功に導くための新たな役割として「プロジェクトデザイナー」という職種を定義して広めようとしています。プロジェクトデザイナーは、デザインの力を活用してプロジェクトを「管理から共創へ」と導く役割であり、プロジェクトに対する“腹落ち”を促進し、推進力と成功確率を上げることを目指します。
本講座では、プロジェクトデザイナーの役割やプロセス、具体的なノウハウとしての道具箱、そして関連する理論について包括的に学んでいきます。
プロジェクトデザイナーとは?
プロジェクトデザイナーは、プロジェクトにおける設計(DESIGN)と意匠(design)の2つのデザイン側面を同時に用いることで、様々な情報や必要な要件、構成要素を整理し、経営などのステークホルダーや現場など多様な関係者間の“様々な認識のズレ”を無くします。
認識のズレとは、見ている景色が違う、視座・視点・方向が違う、解像度が違う、時間軸が違う、これまでの仕事の在り方が違う、組織文化が違う、それぞれの価値観、個人の価値観が違うといった概念を指します。これらの“ズレ”がなくなると、プロジェクトに対する“腹落ち”が促進され、プロジェクトの推進力と成功確率が向上します。
プロジェクトデザイナーは以下の4つのプロセスを持っています。
対話から、社会や組織の現状を正確に知る(状況理解)
つくりたい未来のために、問いを投げ掛ける(認識共有)
プロジェクトに関わる多様な人々の知識や知恵をつなぐ(知識統合)
つくりたい未来を言語化し描き、共創を促進する(共創促進)
プロジェクトデザイナーは、プロジェクトの成功確立を上げる、推進力を上げるための新たな役割です。これまでの経験やスキルを活かしつつ、新たな視点や手法を学び、自己の成長とともにプロジェクトの成功に貢献しましょう。
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