このコースに含まれている主な学習キーワード!
プロジェクトマネジメント、プロジェクト管理、トラブルプロジェクト、炎上プロジェクト、問題プロジェクト、遅延、課題管理、問題発見、真因分析、問題解決、リカバリ、立て直し、監視・コントロール
プロジェクトにおいて予期しない大きな問題が発生した経験はありますか?そのような状況に陥った場合、適切に対処することができますか?
大きな問題が発生したプロジェクトでは、問題は複雑に絡み合い、人手は足りず、顧客や上位者から大きなプレッシャーを受けます。
そんな状況でどう立ち回ればよいでしょうか。
このコースでは、『プロジェクト目標が未達になる可能性が高いにもかかわらず、現状把握ができておらず、対策が何も決まっていないプロジェクト』を炎上プロジェクトと見立て、リカバリの方法論を以下の4つのフェーズに分けて学びます。
1.調査・分析フェーズ:資料の読み込みと仮説設定、ヒアリングと仮説検証、問題整理と真因分析の方法を学びます
2.リカバリ計画作成フェーズ:問題の優先順位付け、対策検討、目標設定の方法を学びます
3.承認取得フェーズ:必要な関係者の承認の取り付け方を学びます
4.実行、監視・コントロールフェーズ:リカバリ開始からその後のマネジメントにおける重要な確認ポイントと対策を学びます
プロジェクトマネジメントには『問題を予防するスキル』と『問題が発生した際に対処するスキル』が求められます。
『問題を予防するスキル』は良く語られますが、残念ながら現実として何も問題が発生しないプロジェクトはほとんどありません、それはなぜか。
現代のプロジェクトは大きな不確実性と複雑さを抱えており、そのような中で『すべてを前もって予見し計画する事』はあまりにも非現実的だからです。
実際の現場では多くの問題が発生します。
その際に対処方法がわからないと、問題を収拾できずにより大きな問題へと発展してしまいます。
ここで重要なのが、『問題が発生した際に対処するスキル』です。
このコースでは『外部からプロジェクトに投入された火消し人が、どのように炎上プロジェクトを乗り越えていくのか』をプロセスベースで学んでいきます。
プロジェクト途中からリカバリを任された人、当初からプロジェクトを任されていた人のどちらの立場でも炎上プロジェクトのリカバリ方法がわかる構成となっています。
炎上プロジェクトのリカバリ方法を学ぶことで、小さな問題の解決策がわかります
炎上まではいかなくとも、プロジェクトでは多くの問題が発生します。
大きな問題も小さな問題も、解決のためのアプローチ方法には共通点があります。
『極端な例』の解決方法を学ぶことで、小さな問題が発生した場合でも、学んだ解決方法を応用して慌てることなくスムーズに問題を解決することができるようになります。
現在進行形で炎上プロジェクトと戦っている人だけでなく、これから高難易度なプロジェクトに挑戦したい若手プロジェクトマネージャーにもおすすめのコースです。
コースの全体構成
1.はじめに
コースの全体感を説明します。
1)コースの概要
2)受講に関する注意点
2.炎上プロジェクトについて考えてみる
炎上プロジェクトとはそもそもどういう状態かを抑えましょう。
1)このコースで取り扱う炎上の定義
(1)ヤバさレベル4段階
(2)このコースの範囲
2)なぜプロジェクトは炎上するのか
(1)10の知識エリアと内部要因・外部要因別に整理する炎上の原因
3)問題発見と問題解決
4)参考:講師の炎上リカバリ経験
3.炎上プロジェクトに入る前に
炎上プロジェクトのリカバリは非常にタフな仕事です。
まずはプロジェクトに入る前の心構えについて学びましょう。
1)火消人を待ち受ける状況、火消人の立ち位置
2)火消人が持つべきマインドセット
(1)何が何でもやり遂げる決意
(2)自分事と思って取り組む
(3)「どうしたらできるか」を探す人になる
(4)ストレスを適度に受け流す
4.リカバリの全体像
プロジェクトリカバリの全体像を整理します。
ここで進め方の全体感を把握しましょう。
1)リカバリの全体像
(1)調査・分析
(2)リカバリ計画作成
(3)承認取得
(4)実行・監視・コントロール
5.調査・分析フェーズ
最初のフェーズである調査・分析フェーズを学びましょう。
炎上プロジェクトの立て直しに向けて、一番最初にやるべきことを抑えましょう。
1)資料読込・仮説設定プロセス
(1)資料を読み込む
1】プロジェクト計画書
2】進捗資料
3】課題管理表
4】体制図
5】会議体一覧
(2)集めた情報を整理する
(3)右腕的メンバーの存在について
(4)問題、原因、対策の仮説を立てる
1】なぜこのタイミングで考えるのか
2】整理の方法
(5)現場に赴く重要性
2)ヒアリング・仮説検証プロセス
(1)ヒアリングする
1】何を聞くか、誰に聞くか戦略を立てる
2】ヒアリングのポイント5選
(2)仮説を検証する
3)問題整理・真因分析プロセス
(1)問題の繋がりを整理する
1】システム思考で考える
2】例題
(2)問題の真因を突き止める
1】5Why
(3)仮説を再検証する
6.リカバリ計画策定フェーズ
次にリカバリ計画を策定します。
リカバリの方向性を決める重要なフェーズです。
1)戦略的に段取りを決めること
(1)ステークホルダーとの調整と根回しの重要性
(2)段取りを考える際のポイント
2)目標設定・対策検討プロセス
(1)進め方の大枠を決める
(2)問題に優先順位を付ける
1】関係者を巻き込む
(2)対策を整理する
1】検討のポイント8選
2】制約や障壁を無視する
(3)リカバリ目標を考える
1】目標案を複数考える必要性
2】ステークホルダーの意思決定を促す仕掛け
3】オプション思考で考える
(4)目標案に落とし込む
1】目標案の検討サンプル
2】リカバリ目標を踏まえた対策の見直し
3)計画作成プロセス
(1)目的、目標
(2)スコープ
1】やるやらを明確にする
(3)スケジュール
1】スケジュール策定のコツ
2】バッファマネジメント
3】チェックポイント設定
(4)体制
(5)管理方針
(6)コスト
(7)リスク
7.承認取得フェーズ
これまでの検討内容と計画の承認を取り付けるフェーズです。
関係者との難しい調整を乗り越えましょう。
1)内部調整プロセス
(1)内部承認の取得
1】説明すべき内容7選
2】支援を取り付けよう
2)ステークホルダー承認プロセス
(1)ステークホルダー承認の取得
1】事前準備と根回しの重要性
8.実行・監視・コントロールフェーズ
実際にリカバリを開始するフェーズです。
炎上プロジェクトでは、リカバリ開始後も様々な困難が降りかかってきます。
どのようにプロジェクトを成功に導けばよいのかを学習しましょう。
1)キックオフプロセス
(1)なぜキックオフが必要なのか
(2)キックオフ式次第
2)ベースライン反映
(1)各種ベースラインにリカバリ計画を反映する
(2)リカバリ計画を微調整する
(3)全体のリカバリ計画との整合性を確認する
3)モニタリング・是正アクションプロセス
(1)一番最初に是正すべきこと
1】遅延に対する意識
2】課題管理表の運用
3】会議体の運営
4】情報の可視化
(2)その後のモニタリングと是正アクション
1】進捗
2】課題
3】会議体運営
4】コミュニケーション
5】制約
6】メンバー
9.おわりに
最後に講師からひとこと。
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