「労働基準監督官が突然会社にやってきた!」
労働基準監督署の職員である労働基準監督官による調査は、原則として予告なく行われます。
労働基準法、最低賃金法、労働安全衛生法・・・これらの複数の労働にかかわる法律に照らし、企業の労務管理(労働時間、賃金、健康管理など)に法律違反がないか、幅広く調査されます。
もちろん、これらの法律を読み込み、条文の内容に精通した上で労務管理を行っていれば言うことはありませんが、普段の業務で忙しい事業主やビジネスパーソンには難しいことでしょう。
「見よう見まね」「なんとなく」「よくわからないけど前任者から引き継いだとおり」といった労務管理で、予告なくやってきた労働基準監督官の調査を受けることは、試験勉強をせずに試験を受けるようなものです。
たまたま正解する問題もあるかもしれませんが、たくさんの「バツ」(法律違反の指摘)をつけられてしまうことになりかねません。
さらに、一定の条件に該当する法律違反を指摘された場合、企業名が公表されることもあります。
その上、労働基準法をはじめとする労働関連法には罰則があり、労働基準監督署が企業を送検することもあります。
とはいえ、労働基準監督官も全ての法律の全ての条文の違反の有無をもれなく調査するわけではありません。調査する事項は、労務管理を行う上で「基本的なこと」か「重要なこと」の2点に絞られているのです。
当コースでは、私が労働基準監督官として企業を調査した際のリアルな調査の流れやチェックしていたポイントを解説します。
それは労務管理の「基本」または「重要」なポイントとイコールですので、受講後に自社の対応の見直しを図っていただくことで労務管理の充実につながるとともに、いつか労働基準監督官が突然調査にやってきても、合格点をとることができるでしょう。
・労働基準監督署の調査とは
・調査にあたって準備することは
・調査される内容、見られる書類はどのようなものか
・調査によって法律違反を指摘されるポイントとは
・調査の結果、法律違反があった場合はどうなるのか
・調査の事後対応はどのようなものがあるか
・違反事業場として企業名を公表される場合とは
・調査の結果、送検されたり罰則を適用されたりするのか
これらの事項について、ぜひこのコースで一緒に学びましょう。