人的資本の重要性が叫ばれる中で人材育成をどのように進めていけばよいのか迷われていませんか?今の人材育成の方法がうまくいっているのか不安を感じていませんか? 社員の育成を外部のトレーナーやコーチに頼り過ぎてはいませんか?
人材育成は、企業価値向上や人的資本開示の観点から「なくてはならないもの」になっています。「あったらよいもの」という程度の取り組みでは社内からの企業価値向上への期待に応えられないだけでなく、社外の様々なステークホルダーからの期待に応えられなくなっています。
加えて、伊藤レポートで人的資本経営への認知が一気に高まり、コンソーシアムもつくられた今、人材育成は人事担当者だけが取り組めばよいものではなくなっています。管理職やリーダーなど人事を通じて事業に貢献することが期待されている役割も含めて広く取り組まなければ、そもそも社員が集まらない、集まっても定着しない、定着しても成長しないというように、会社の存続を根底から揺るがすまでになっています。
しかし人的資本経営時代の人材育成にはこれまでと全く異なることが求められるわけではありません。必要なのはこれまでも定番的に使われてきたスキルに人的資本経営時代に合った一工夫を加えることです。そうしたスキルをこれまで身に着けていない場合でも、細かなステップに分解して理解すれば、誰にでも実践できます。
人的資本経営という言葉が注目され始めたのはつい最近ですが、ひとり一人の個の強化が人材育成に強く求められるようになってきたのはここ十年ぐらいのことのように私は感じています。その中で私もこれまで諸先輩に教わったやり方や会社の方法論が通用せず戸惑いを感じることも多々ありました。厳しいお叱りの言葉を頂いたことも正直あります。しかし、いまもお客様から仕事の依頼を頂けているのは、お客様に多くのことを教えられ、時代にあった一工夫を加えた形で再現可能な人材育成スキルを身に着けることができたからです。
そして私は人材育成の仕事に関われることにこの上ない喜びを感じています。たとえばあるお客様からこんなメッセージをもらったことがあります。
「自分で話す中で、いろいろ整理が出来たことに少し驚きましたし、こういう機会を与えて頂き非常に良かったと思います。今後の自分の人生をどうしていくのか、大きな機会になるかもしれません。誠にありがとうございました。」
こんなグッときてしまうメッセージをもらうことができる仕事って素晴らしすぎないでしょうか。
そしてこれは私が特別な能力や経験を持っているからできているわけではありません。私を知っている方ならうなずいて頂けると思いますが、わたしは生まれついてのリーダータイプで人に影響を与える圧倒的なオーラをまとっているタイプというよりは、明らかに内気で昔の同級生には顔すら忘れられてしまっているタイプです(実話)。
また、コンサルティング会社に所属しているから様々なツールや方法論、データなどの特別な武器があるからできているわけでもありません。もちろんコンサルティング会社には特別な武器がたくさんありますが、会社を飛び出してそうした武器なしでも実践することもできました(実話)。
人材育成にまず必要なのはスキルなのです。生まれついての才能でも肩書でも所属組織でもありません。人材育成スキルさえ身に着ければ、こちらが必ずしも答えをもっていなくても相手の中に眠る可能性を引き出すことで成長のお手伝いができ、なにより自分が仕事を通じて喜びを感じることができます。そんなスキルがあれば、身に着けたいとは思いませんか?
私はそうしたスキルを身に着けるために人材育成に関する様々な国内外のトレーニングを受け、関連しそうな本をかたっぱしから読み、実務を通じて試行錯誤を繰り返すなど、かなりの回り道や苦労を20年ほどしてきましたが、知ってしまえばどうということはない考え方や枠組みや質問だけで、身に着けるのは決して難しいものではありません。
この講座ではそうした人的資本経営時代に求められる人材育成スキルを6つ紹介していますが、すべてを一気に身に着ける必要はないと思います。いま皆さんが取り組まれていることに最も関係あるものから身に着けて頂ければと思います。一つのスキルはワークも含めて1時間以内で受講できる内容になっています。
すでにこれまでも活用しているスキルであれば特に人的資本経営に求められる一工夫に着目して頂ければと思います。またこれまで活用したことがないスキルであっても具体的なステップに分けて解説しているので細かな手順をひとつずつ追うことですぐに実践することができます。
講座を受講いただき、人的資本経営時代に求められる人材育成スキルを身に着けることで、私が感じているような人材育成の仕事を通じた喜びを皆さんにもぜひ感じて頂ければと思います。