貸借対照表に載っている「繰延税金資産」「繰延税金負債」の意味を説明できますか?
損益計算書に載っている「法人税等調整額」がどのように計算されているかわかりますか?
「繰延税金資産の回収可能性」が会社の業績に与える影響を理解していますか?
税効果会計とは、会計上の利益と税務上の所得のズレを調整し、適正な税引き後利益を算出するための会計処理です。
「繰延税金資産」「繰延税金負債」「法人税等調整額」とは、税効果会計の適用によって財務諸表に現れる勘定科目です。
税効果会計は、すべての上場企業でその適用が義務付けられていますので、
税効果会計を知らずして、財務諸表を正しく読み解くことはできません。
税効果会計の影響で、黒字が赤字に転落したり、赤字が黒字に転換したりすることもあります。
つまり、税効果会計が、会社の業績へ与えるインパクトは非常に大きいのです。
ところが、税効果会計は「会計」と「税務」の両方の知識が必要であり、
比較的難易度が高く、なかなか理解することが難しいテーマです。
そのため、このコースでは、税効果会計の重要な部分を基礎からメチャクチャ丁寧に解説します。
税務と会計の違いや、申告調整の意味、税務と会計のズレを調整する必要性、数値を使った調整方法など、これ以上ないくらいにロジカルにお伝えします。
分かっている前提で説明を省略してしまうと、受講者の頭がこんがらがってしまうからです。
(多くの税効果会計の書籍では、このようなロジックが省略して書かれているため、難しく感じてしまうのです)
「税効果会計」をここまで論理立てて説明している人は、おそらく他にいないでしょう。
「繰延税金資産」「繰延税金負債」「法人税等調整額」の数値の動きをもとに、その企業の実態を推測するというかなり実践的なメソッドもあわせてお伝えします。
ぜひこのコースを受講して、税効果会計の基本と実践を身につけましょう!
※注意事項※
税効果会計は簿記2級の出題範囲ですが、決して簿記の資格取得を目的とした講座ではありません。
一般のビジネスパーソンが、財務諸表を読む際に必要な「税効果会計の仕組みや考え方」が中心となりますので、税効果会計のすべてを網羅しているわけではありません。