Wordpressを使いサイト制作をする場合、大きく分けると2つのアプローチが考えられます。
ひとつが、イメージに近いテーマ(またはデフォルト・テーマ等)を使用し、cssや画像のカスタマイズを重ねてイメージに近づけていくという方法です。
そしてもうひとつがデザインを先に起こし、これをWordpressのテーマに変換するという方法です。
どちらの方法も一長一短があり、どの方法を取るべきかは状況に応じて変わってきます。
ただ、イメージ通りのデザインでワードプレスを運用したい場合などは、オリジナルでデザインを作成し、あとからテーマ化する方が様々なメリットがあります。
またこの場合、サイトの制作フローもデザイン→コーディング→テーマ化→その他の構築作業、と段階を追って進めることが出来ます。言い換えればデザイナー、コーダー、エンジニアと役割分担をすることが可能になります。
そのため、WEB制作の現場ではこの方法が良く採用されています。
そして何よりも、テーマを制作することを通じてワードプレスの構造を知ることが出来、カスタマイズの力を身に付けることが出来ます。
この講座では「あらかじめ用意されたデザイン・ファイルをWPテーマに変換する」という実習を行っていきます。そしてこの作業を通して、静的なサイトをWPによる動的なサイトに作り変えるコツをお伝えしたいと思います。
ここでは極力シンプルな構成でテーマ作成を行いますが、基本を押さえていただければさらにご自身でテンプレートを簡単に増やしていただくことも出来ます。
ぜひ、Wordpressのテーマ作成のテクニックを身につけていただき、サイト制作と表現力の幅を拡げていただければと思います。