この講座は普段C#を使っていて,スマホアプリの開発をしたいと思っている方向けの講座になります。
C#を仕事で使ってなくても勉強中やかじった程度の方でもOKです。
Xamarin.FormsとはC#でスマホアプリを開発できる技術なのですが,
通常スマホアプリ開発を行おうとすると,Androidはjavaを覚えないといけませんし,
iOS(iPhoneやiPadなど)の開発ならObjective-Cを覚える必要があります。
Windows系のタブレットで動作させるにはC#かVBが必要でした。
プログラミング言語は1つの言語を仕事で通用するプロ級レベルになるには
5年くらいの歳月が必要だと思います。文法を覚える程度であれば数か月で可能ですが
製品として開発して販売するには,素人レベルの技術ではすぐに問題が起きます。
だから技術者はある程度言語に特化していくことになります。
それなのに,デバイスごと(AndroidやiOS)に開発言語が異なっては
簡単に開発することができません。しかも,同じアプリでも複数の言語でコーディングされると
改造するたびに大変な労力になります。
しかし,今回紹介するXamarin.Formsを使えばC#の技術だけで開発ができます。
javaのObjective-Cもいりません。コードもほとんど共通化されます。(一部デバイスがらみの違いはありますが)
だからC#になれている人は,Xamarin.Formsを使うことで,AndroidもiOSもWindowsも開発することが可能になりました。
今回はVisualStudio2017のC#を使って開発します。
Androidは実機をUSB接続するか,仮想のエミュレーターでのデバッグをします。
Windows系はUWPを使います。UWPはWindows10が動作する環境ならどこでも動作するアプリケーションです。
Windows10が動作しない方は動作しないのでご了承ください。
iOSはMacがないとコンパイルができないという制限があるので
今回のサンプル動作の対象からは外しています。ご了承ください。
ただ,コードは共通なので,Macがある人は動作するコードにはなっています。
サンプルコードではプロジェクトの作成から,ページの遷移,各種ページの特徴,
コントロールの使い方を解説し,サンプルソフトを動作させれると,
各コントロール動作がすぐにわかるような備忘録を兼ねたソフトになっています。
今回勉強しても結構忘れてしまうと思うので,その際にすぐに思い出せるソフトになっています。
ボーナスレクチャーからソースコードもダウンロードできるようにしておくので是非ご覧ください。
【内容】
#01 プロジェクトの作成
#02 プロジェクトの実行(Android実機編)
#03 エミュレーターでの接続
#04 UWPの実行
#05 マルチスタートアッププロジェクトの設定
#06 StackLayout
#07 StackLayout②
#08 文字色&背景色とFontsize
#09 Grid
#10 画面遷移
#11 TabbedPage
#12 TabbedPageの中身
#13 MasterDetailPage
#14 ListView
#15 CarouselPage
#16 DisplayAlert(メッセージの表示)
#17 DisplayActionSheet
#18 Deviceごとの切り替え
#19 LoadとCloseに代わるもの
#20 戻るボタンを非表示にする
#21 ViewCellの共通化
#22 Switch
#23 コントロールのデータバインド
#24 Slider
#25 Stepper
#26 Entry
#27 Editor
#28 Picker
#29 Pickerのデータバインディング
#30 DatePickerとTimePicker
#31 SearchBar
#32 ToolbarItem
#33 TableView
#34 ActivityIndicator
#35 ListViewを下に引っ張て更新
それでは一緒にスマホ開発を始めましょう!