中小企業診断士2次試験の事例Ⅰ、事例Ⅱ、事例Ⅲで合格点(60点以上)を獲得するための対策講義です。事例Ⅰ、事例Ⅱ、事例Ⅲは皆が書いてくる内容をしっかり書けば合格点を十分に狙っていけます。ぜひ、一緒に学習し今年の合格を勝ち取っていきましょう!!
中小企業診断士2次試験は事例Ⅰ(組織・人事)、事例Ⅱ(マーケティング・流通)、事例Ⅲ(生産・技術)、事例Ⅳ(財務・会計)の4科目、400点満点の試験で60%以上(240点以上)で合格となります。
事例Ⅰ、事例Ⅱ、事例Ⅲは合格点(60点)、事例Ⅳは高得点(70点以上)を狙っていくと合格を狙いやすくなります。
学習の基本は過去問演習とその中で自分なりの回答プロセスを定着させることにあります。
本講義では直近の過去問演習と被らないよう少し昔の過去問から頻出の論点をピックアップして必要な知識や助言の方向性を中心に解説しています。
(事例Ⅰ)
大きく、与件文にあるA社の変化等について要因を推定する問題と、人事等に関する助言問題に分かれます。
推定問題は2次試験全体でみても取り組みにくい問題です。本試験での対応力が特に重要になる部分なので、過去問演習の中で慣れていきましょう。
一方の助言問題は典型的な助言に関する視点を持っておけばかなり安定して得点できるようになります。しっかりと助言の方向性をもっておいて過去問演習でのアウトプットしておきましょう。
(事例Ⅱ)
1次試験での知識を明確に問われるケースがあることが特徴です。市場分析についてはSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)が中心ですが、その他の分析方法についても復習しておいた方が安心です。過去問で問われた部分は講義動画で解説しています。
助言問題については、B社の今後の方向性やビジョンをしっかりと与件文から読み取ってこれに沿った助言を行うことが重要です。特に事例Ⅱは販売・マーケティングに関する事例なので、明示されなくても売上向上という方向性は持っておきましょう。
そのほか、顧客が誰かというところを与件文から読み取り、具体的な施策を提案することになります。施策は目指す効果(売上向上等)と顧客をつなげるようなものを考えることになります。中小企業では経営資源(人材、資金等)が限られるため、典型的な施策をしっかりと持っておくことも重要になります。
(事例Ⅲ)
事例Ⅲでは基本的に課題(できていないこと)を与件文から読み取り、対応策を助言していくことになります。与件文を読む時に課題になっていそうかどうかというところを読み取れるようになっていきましょう。
また、最終問題では収益性向上について問われることも多いです。C社も中小企業なので売上向上は一つの目標になります。特に下請け等により、特定の取引先に依存した結果、営業力が低いというケースはよく出題されます。与件文を読む時にも営業力に関する記載を逃さないようにしましょう。