資本政策を作らず、行き当たりばったりで、出資による資金調達してしまうと、資金調達先の株式保有割合が大きくなり、経営のコントロールを失ったり、強いては会社の経営権をも奪われかねません。『しまった』と後悔しても後の祭りです。せっかく苦労して、育て上げた会社が自分の手から離れていく。手放すつもりでいたのならまだしも、そうでなかったなら、悔やむにも悔やみきれません。そんなことを避けるためにも、資本政策は必要なんです。資本政策とは、上場するまでに必要な資金調達と株主構成をまとめた計画をいいます。資本政策を作ることによって、将来起こり得るリスクを把握でき、最悪の事態を避けることができます。