子どもを性暴力から守りたいけれど、どうしてよいのかわからない。
子どもたちのカンチョウや、おしりや性器をネタに笑うような行動を止めたいけれど、止め方がわからず困っている。
この講座は、そのような悩みをもつ幼稚園や学童、小学校の先生からの声をきっかけに作られました。
私は、普段は南カリフォルニアに住んでいますが、日本に子連れで毎年帰省し、子供を保育園や小学校、学童に短期で通わせています。そんなふうに日本とアメリカを行ったり来たりする生活を通して、気がついたことがありました。それは、カリフォルニアの保育園や小学校で、カンチョウなどの性的ないたずらをあまり見ないことです。一方で、そのような性的いたずらの対応に、日本の先生方はとても困っていました。
私はニューヨークとロサンゼルスでジェンダー学んだ経験から、どうしてカリフォルニアで性的いたずらが少ないのか、学校や社会の対応を分析してみました。すると、日本の教育機関では教えられないけれど、現地では社会全体で子供に教えている、子供を性暴力から守るためのノウハウがみえてきました。
今日の講座では、日本ですでに出版されている絵本を活用しながら、ご自宅で、保育園で、学校で、保護者や先生方が児童に簡単に実践できる、子供の性的ないたずらをとめ、子供を性暴力から守るための指導法をお伝えします。